知らず知らずに体の不調を生み出し、日々のイライラから肥満・老化・病気までを生み出すものの正体とは? 缶コーヒーをはじめ清涼飲料水は、私たちの体を蝕む悪魔の飲み物だった!
人体のメカニズムを解析する生化学や、世界中の最新論文を熟知し、20万人以上の臨床経験を持つ牧田善二氏の新刊『医者が教える食事術 最強の教科書』から、内容の一部を特別公開する。
● 知らずに体の不調をつくっているものとは? ――いかにも健康に良さそうなものの正体
「今日も1日、頑張ろう」
保険関係の企業に勤める30代半ばのA氏は、毎朝、会社が入っているビルに設置された自販機で缶コーヒーを買います。それを持って自席につき、飲みながらパソコンを立ち上げメールチェック。こうして1日を始めるのが日課になっているのです。
A氏のように、缶コーヒーを欠かさないビジネスパーソンをよく見かけます。テレビで流されているCMでは、「すっきり目が覚め、爽やかな気分で仕事にのぞめる」といった印象づけを行っていますから、その影響を受けているのかもしれません。
しかし、健康を大事に考えるビジネスパーソンにとって、缶コーヒーは悪魔の飲み物。口にするのは絶対に避けたほうがいいのです。
缶に限らずペットボトルも同様ですが、そうしたものに入った「コーヒー飲料」は、カフェで売られているいれたてのコーヒーとはまったくの別物。「砂糖の塊が解けた液体」に過ぎず、健康に悪いことはあってもいいことなど1つもないからです。
下の図0-1を見てください。よく見かけるコーヒー飲料の、1本あたりの糖質含有量を示してあります。
「ボス ホームエスプレッソ ラテミックス 甘さ控えめ」という商品の場合、1本に65・1グラムの糖質(*)が含まれています。角砂糖にして、なんと16個分くらいに値します。 にもかかわらず、「甘さ控えめ」とうたわれています。この売り文句に惹かれて「これなら健康に良さそうだ」と判断している人も多いのではないかと思います。
*正確には炭水化物=糖質+食物繊維だが、食品中の食物繊維はわずかなので、ここでは糖質≒炭水化物とする。
コーヒー飲料に限りません。下の図0-2にあるように、自販機やコンビニで売られている身近な飲料は、大量の糖質を含んでいるものが多いのです。
コーラなどの甘い清涼飲料水が糖分を多く含むことはわかるとして、注意が必要なのはいかにも健康に良さそうな商品です。代表的なところをあげただけで、ウイダーinゼリー・エネルギーに45グラム(角砂糖11個分)、ウェルチ オレンジ100に96グラム(角砂糖24個分)、C.C.レモンに50.5グラム(角砂糖12個分)といった具合に大量の糖が含まれています。
本来、健康な人間の体内には約4.5リットルの血液があり、その中のブドウ糖濃度(血糖値)は空腹時90mg/dlです。つまり、その血液中には4グラム前後のブドウ糖が存在します。それだけあれば十分だから、この数値なのです。
では、4グラムでいいところに、コーヒー飲料などを飲んで、いきなり大量の砂糖がドバーッと入ってきたらどうでしょう。人間の体がまったく想定していなかった、ばかげた事態が起きるのです。
● 「血糖値」が健康管理の最大のカギである ――日々のイライラから老化・病気まで生み出すもの
「血糖値」という言葉は、あなたもすでにご存じでしょう。会社の健康診断でも、「空腹時血糖値」や、ここ1~2か月の血糖値の推移を見る「ヘモグロビンA1c値」が調べられているはずです。これら数値が高ければ糖尿病が疑われます。
この血糖値、糖尿病に限らず、あなたの健康状態のすべてを決めると言っても過言ではないのです。
第一に、「血糖値が高い状態が肥満をつくる」という事実があります。詳しいメカニズムについては新刊『医者が教える食事術 最強の教科書』で解説していますが、あなたが太るのは脂っこい食べ物をとったからではなく「血糖値が上がったため」です。逆に、血糖値を低く抑えることさえできれば、肉を食べようと、揚げ物を食べようとあなたは確実にやせていきます。
太っている人が「やせなさい」と医者から言われるのは、肥満があらゆる病気の引き金になることはもはや疑いの余地がないからです。脳疾患や心疾患、がん、認知症など、怖い病気はみんな肥満と関係しています。
一方で、糖尿病患者には、こうした病気の罹患率が高いことが明らかになっています。つまり、そもそも血糖値が高いこと自体が、体にあらゆる悪さをしているのです。
これも詳しくは『医者が教える食事術 最強の教科書』で書いていますが、血糖値が高いことで免疫力が落ち、さらには「AGE」という悪玉物質が体の中でつくられ老化が進みます。血糖値が高ければ、血管も内臓も、皮膚などの外見もぼろぼろになってしまうのです。
また、血糖値が安定しないことで、イライラ、眠気、倦怠感、吐き気、頭痛といった不快な症状も招きます。
まさに血糖値は、健康管理における最大のカギと言えます。それを理解している人たちは、自分の血糖値に無関心ではいません。
たとえば、海外のサッカーチームで活躍する、ある日本代表選手は、パフォーマンスを上げるために、「FreeStyle リブレ」という器具を用いて血糖値をコントロールしているそうです。
リブレは本来、糖尿病の患者さん用に開発されたものですが、意識の高い人たちは自分の健康管理のために使いこなしています。つまり、知的なビジネスパーソンがエビデンスのある健康づくりに励もうと思ったら、「血糖値をコントロールする」というテーマを第一に掲げるべきなのです。そして、それには食事を大切に考えるしかありません。
● 現代人の多くが実は「糖質中毒」である ――血糖値スパイクが引き起こす不快感
ところが、知的なはずのビジネスパーソンの多くが、飲む必要のない糖質たっぷりの飲料をとることで、朝から血糖値を盛大に上げています。
血糖値を上げるのは、ひとえに糖質です。脂質やタンパク質などは上げません。だから、バターで焼いた肉をたくさん食べても血糖値は上がらないし、血糖値が上がらないから太ることもありません。
一方、たった1本の飲み物が、血糖値を急激に上げ、肥満をつくり上げ健康を害してしまいます。そこには、大量の糖質が含まれているからです。
糖質は炭水化物と言い換えることができます。実際に、糖質たっぷりの清涼飲料水には「糖質〇グラム」ではなく「炭水化物〇グラム」と表記されているものがほとんどです。だから気づきにくいのです。
この糖質(≒炭水化物)は、ごはんやパン、麺類、果物、ケーキやせんべいといったお菓子、清涼飲料水など、ビジネスパーソンが普段から摂取しているさまざまな食べ物に含まれます。
こうした糖質を含む食べ物を摂取すれば、例外なく血糖値は上がりますが、上がり方はさまざまです。下の図0-3を見てください。
ごはんやパンなど固体のほうが血糖値の上昇が緩やかです。それは胃の中での消化に時間がかかるからです。ところが、液体の場合、あっというまに胃をすり抜けて小腸へ届き吸収されるために、一気に血糖値が上がるのです。健康な人の血糖値は、空腹時で80~90mg/dl(以下単位省略)前後です。そこでごはんやパンを含んだ食事をとれば、1時間後に120くらいまで上がり、やがてゆっくりと下降していきます。こうした緩やかなカーブならばいいのですが、液体で大量の糖質をとると、とんでもないことになります。
液体の糖質は口にしてすぐに血糖値が上がり始め、30分後にはピークに達してしまいます。缶コーヒーを1本飲めば、糖尿病のない健康な人でも30分後には血糖値が140くらいまで急上昇します。これを「血糖値スパイク」と呼びます。
血糖値スパイクが起きると、今度はジェットコースターのように一気に下降して、血糖値が低すぎる状態に陥ります。
このときに、体の中で起きている変化について簡単に説明しましょう。血糖値がぐんと上がると、セロトニンやドーパミンといった脳内物質が分泌されて、ハイな気分になります。だから、「仕事前に気合いを入れるには缶コーヒーがぴったりだ」と誤解してしまうわけです。この、ハイな気分になるところを「至福点」と言います。
一方で、血糖値が急激に上がったことを察知した体は、それを下げるために慌てて膵臓から大量のインスリンというホルモンを放出します。そして、血糖値が急激に下がります。
血糖値が大きく下がると、ハイな気分から一転、イライラしたり、吐き気や眠気に襲われたりと不快な症状が出ます。すると、「またあのハイな気分になりたい」とばかり、血糖値を上げる糖質が欲しくなり、同じことを繰り返してしまうのです。
これは、「糖質中毒」という脳がおかしくなってしまった非常に深刻な症状です。しかし、中毒に陥っている本人には、その自覚がまったくありません。
実は清涼飲料水などのメーカーは、人の至福点について計算し尽くし、商品を設計しています。言ってみれば、糖質中毒患者を増やすことで利益を得ているのです。知的なはずのビジネスパーソンが、それにまんまとはまってはいけません。
(この原稿は書籍『医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』から一部を抜粋・加筆して掲載しています)
牧田善二
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苦いのがいいから、缶コーヒーみたく凄く甘くするのは好きではない。一口飲んだだけで甘すぎて身体に悪いと思ってしまう。コーラとか甘いジュースも逆に喉乾く気がして避けてしまう。
諸悪の根元のように書かれている「ボスホームエスプレッソラテミックス甘さ控えめ」は希釈用ですよ。ミルクで4倍ほど薄めて飲用します。
表も500mlから190gまで見事にバラバラで何も比較にならない。テレビ局も真っ青な誘導フリップですね。
割ると400ミリリットルの珈琲で砂糖は3つ分位です。他の珈琲よりは少なかったです。
誤解与えるので、そこもちゃんと書いて欲しいです。
ちょっとランキングに入れるには乱暴と言うか、、、雑な気がします。
記事にするならもっとしっかりとして欲しいこれは希釈タイプで牛乳で割って飲むもの
一本で10杯作れます
なのでランキングでは一番下です
美味しくないし、高いし。
コンビニでコーヒーがデフォになりつつあると。
勿論この記事のようにお砂糖問題は正しいと思うけど、若い人はあんまり飲んでないんじゃないかな。
シリコーンとか香料が入ってるが大丈夫なのか?
コーヒー豆ちゃんと使っているのか?
人工甘味料って問題ないんですか
なぜ売ってるんでしょうね。糖尿病のリスクが高いのであれば、
国の健康保険制度の財政の重荷になるのは分かるはず。
タバコのよに健康を害するならば、
タバコの箱に書いてあるように
書いても良さそうなもの。
缶コーヒーだけの問題ではない。
清涼飲料水で使われている糖分が「砂糖」ならまだマシ、
「果糖液糖ブドウ糖」は急激に血糖値を上昇させます。
カロリーオフ、カロリーゼロ商品には必ずといって入ってる
「アスパルテーム」
「アセスファムK(カリウム)」
「スクラロース」
など、毒性の高い人工甘味料です。
お菓子などにも使われています。
日本は食品添加物の承認数、
ダントツの世界一
500mlも185gも同列に扱っている。単位は揃えられるがあえてしていない。
乳製品由来の糖類も、ダイエット甘味料も全て炭水化物だが、全て砂糖換算している。
この手の話は、こう言う危険を言う者の常套手段だな。
いや、これ缶コーヒーじゃないし
希釈用の原液の490ccボトルだし
この記者、ペテン師だよ
飲めないと言っていいかな。
防腐剤の味が気持ち悪し、よく飲めるな。
表記するのは良くないね。
含有物のトップが砂糖なのに
糖類の表記がないのに
違和感を感じていました。
砂糖が多すぎるのが問題
誤解を招くタイトルであり、記者の悪意を感じる
これ、むしろ即エネルギー源を補給するためのものだから糖分が多いのは目的に合ってるのでは?
挙げるなら夏場の水分補給によく挙げられるポカリとかアクエリアスとか・・・
じゃあ紅茶や緑茶はどうなの?とか・・・
毎日相当飲んでたと思う。砂糖の量を考えたらゾッとする
それ以来缶コーヒーは飲んでない。
味付けに砂糖を使ったおかずを食べて、ご飯食べて…糖質三昧。
日本人に糖尿病患者が多いのはそういう理由があるように思う。
その上、糖分がたっぷり含まれた飲み物を飲んでいるっていう事を自覚しないと。若いうちはいいかもしれませんが年をとると如実に体に影響がで出来ますよ。
普通の微糖の缶コーヒーなんか一本で炭水化物5g程度ですよ。
つまり角砂糖一個分程度。
しかも炭水化物には人口甘味料も含まれてますから…。純粋な砂糖なんかごく微量。
冷静に考えてみてください。あの小さな缶コーヒーに角砂糖何十個もぶち込んで飲める味になると思います?(笑)
実際は人工甘味料を使ったものが大半。
だから単に糖質の過剰摂取というよりも別のリスクが怖いよ。
ドリップしたブラックコーヒーやお茶で喉を潤したほうがいい。
事実、太めを気にしていた友人が甘い缶コーヒーを辞めただけでみるみる痩せていった。
彼は1日に7〜8本も飲んでいたから効果はテキメンだったんだろうと思う。
飲料水に砂糖何グラムとか明記して欲しいけど、そうしたら売れなくなるかな。
後は自己判断でのむだけ。
問題なし。
飲めないでしょう・・?微糖でも気持ち悪い・・
昨今、テレビでも目立ちますけどね、この手のモノ。結果的に似非科学を支えていることを自覚してください。
飲み過ぎないよう気を付ければ良いのでは?
自分にとっての元気の源って大事だと思うし。
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・ポイント2:甘い物を我慢しなくてもOK!
インスリンの働きを活性化させ糖の代謝を促進します。このため、糖分や糖質を食べてしまっても吸収しにくくなります。
・ポイント3:原料309種類を3年熟成した酵素を配合!
フルベリには309種類もの酵素原料が入っています。
酵素は1つ1つ効果が異なり、原料の種類が多いほど、自分のために働いてくれる酵素が増えると言われております。
・ポイント4:ハーバード大学も認めた「ベリー類」を配合!
体重を減らすのに効果的な食べ物1位は「ベリー類」だとハーバード大学の最新の研究結果がでています。
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脂肪を燃焼してくれる細胞へと変化するのです。
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