のん、はじめてのフェス日記――なぜこのタイミングで本格的な音楽活動を始めたのか?(文春オンライン)

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「今は音楽の時期ですね。デビューに向けて頑張らないと」。事務所独立、改名から1年。今年の活動について尋ねられたのん(24)は、はっきりとこう語った。8月には初めて夏フェスに出演し、音楽活動を本格始動させたのん。これからの展開と、音楽にかける思いを聞いた。

◆◆◆

「間違えちゃったところがいっぱいありました……。でも楽しかった! 物凄い方々との演奏の中で歌えることが幸せでした。最高の時間でした!」

自らの出番を終えてバックステージに小走りで戻ってきたのんは、興奮さめやらぬ様子でこう話してくれた。“恐竜のしっぽ”を楽しげに揺らしながら。

8月6日、葛西臨海公園・汐風の広場で開催された音楽フェスティバル「WORLD HAPPINESS 2017」(ワーハピ)。岡崎体育、コトリンゴ、くるり、電気グルーヴ……総勢14組の出演アーティストの中でトリを飾ったのは、このフェスのキュレーターをつとめる高橋幸宏だった。午後5時50分、高橋のアクトが始まる時刻になると、それまでの熱帯のような暑さがウソのように、東京湾から心地よい乾いた風が吹きはじめた。1曲目に『今日の空』が披露されると、真夏の空は次第に夕暮れの色に染まっていく。

のんは「もともと、ロックの人」
高橋の率いるバンドはそうそうたる顔ぶれだ。小山田圭吾(コーネリアス)、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井らMETAFIVEのメンバーに加え、高野寛、沖山優司、白根賢一、堀江博久、矢口博康ら実力派ミュージシャンが脇を固める。さらに、THE BEATNIKSとして35年以上高橋とともに活動するムーンライダーズの鈴木慶一までも加わった。この日、のんは、ギター&ボーカルのスペシャルゲストとして、このバンドに参加したのである。

6曲目の『My Bright Tomorrow』が終わると、高橋が「もともと、ロックの人なんだよね」と紹介し、のんを招き入れた。真っ赤なテレキャスターを抱えて飄々とステージに登場するのん。緊張しているのか、心なしかMCの声がうわずっている。高橋は「のんちゃん、思いっきりいってください」と優しく声をかけ、鈴木慶一は「冥途の土産だな、こりゃ」とボヤいて笑いを誘う。そして、ドラムの高橋がカウントを取って始まったのは、サディスティック・ミカ・バンドの名曲『タイムマシンにおねがい』だ。

歌や演奏はもちろんだが、それ以上に観客の目を引いていたのは、のんの独特な衣装だった。ティラノサウルスをイメージしたという、恐竜のしっぽのバルーンアート。舞踏会風(?)のドレス。盛り盛りにアップしたヘアスタイル。のんいわく、『タイムマシンにおねがい』へのリスペクトを込めて、みずからの衣装に「ジュラ紀」「タップダンス」「鹿鳴館」「ポンパドール」という時空を旅する歌詞の要素を「全部、詰め込みたかったんです」とのこと。シックなモノトーンの衣装でまとめた高橋バンドのメンバーの中、のんは鮮やかに目立っていた。ステージに出てくる前は、舞台袖で少しだけ背中を丸め、カチンコチンに緊張していたのんだったが、曲が始まると一変して、伸び伸びとギターをかき鳴らし、笑顔で1曲を歌い切った。

「8月6日なので、心を込めて歌いたいと思います」
今年のワーハピの主役は、間違いなくのんだったと言えるだろう。実際、大忙しだった。トリのステージから、さかのぼること5時間前の午後1時過ぎ。コトリンゴの演奏が行われているセンターステージの舞台袖にも、のんの姿があった。コトリンゴの演奏をモニターで見ながら待機していたのんは「緊張、しまくり!」と落ち着かない様子。

3曲目。コトリンゴは「8月6日なので、心を込めて歌いたいと思います」と話し、ザ・フォーク・クルセダーズの『悲しくてやりきれない』を歌いはじめた。コトリンゴがカバーした同曲は、昨年大ヒットしたアニメーション映画『この世界の片隅に』の主題歌だ。戦時下の広島で懸命に生きるすずの声をのんが担当したことは、ほとんどの観客が知っている。そして、奇しくも8月6日は72年前に広島へ原爆が投下された日。夏フェスとは思えない静寂が会場を包んだ。コトリンゴの歌声と蝉の声だけが響いている。

コトリンゴが1フレーズを歌ったところで、ゆっくりとした足取りでのんが登場。その場にいる皆が一瞬息を飲んだ。のんは、すずを彷彿とさせるアイボリーのワンピースで現れたからだ。1コーラスずつ、ゆっくりと穏やかに、歌いあげる。決して巧みではないかもしれない。しかし、まっすぐ伸びやかに透き通ったその歌声に、「まるですずさんが歌ってるみたい」と涙ぐむ観客も。コトリンゴとのんの歌声は、時を超え広島への鎮魂歌となって、夏の青空に溶けていった。

新人レーベル代表はじめました。
なぜこのタイミングで本格的な音楽活動を始めたのだろうか。実は、のんは8月4日に自らが代表をつとめる音楽レーベル「KAIWA(RE)CORD」(カイワレコード)を立ち上げている。それを記念して制作したのが、カセットテープ「オヒロメ・パック」である。

A面に『タイムマシンにおねがい』、B面にRCサクセションの『I LIKE YOU』が収録されている。どちらも当時のオリジナルメンバーたちがレコーディングに参加。「オヒロメ・パック」は、ワーハピ限定で500部が販売され、午前11時の開場からわずか3時間で完売したという。

のん本人に、音楽にかける意気込みを聞いた。

―― 「オヒロメ・パック」は、あっという間に完売でしたね。

のん やったー。嬉しいです。「KAIWA(RE)CORD」(カイワレコード)のお披露目として1部2千円で作ったんです。『タイムマシンにおねがい』のレコーディングには、(高橋)幸宏さんや小原礼さん、佐橋佳幸さん、Dr.kyOnさん、飯尾芳史さんが参加してくださいました。『I LIKE YOU』では仲井戸麗市さんのギター1本で私が歌わせていただいています。カセットテープの名前は「KAIWA RADIO」。私が架空のラジオ番組のMCになって、その合間に私の歌う曲を流している設定です。

―― 今回、ワーハピに出演したきっかけは?

のん いま、音楽の制作に関わってくださっている方がワーハピのキュレーターである高橋幸宏さんの事務所の方で。音楽活動のお披露目はワーハピが一番いいんじゃないかということで、お誘いいただいたんです。

―― お仕事として、音楽活動はいつから始めたんですか?

のん 割と最近ですね。中学のときに友達や後輩とバンドを組んだ楽しさが忘れられなくて。のんになってから、曲作りをしていて、どんどん思いが強くなっていきました!

―― どうして、いきなりこんな大御所たちと共演することに……(笑)。

のん 不思議です。懐に入り込む技術は持っていないので(笑)、剥(む)き身のまま皆さんの前に立っているというか……。そうだ! カイワレコードは、“人見知りだけど音楽でなら会話ができる”という意味を込めたレーベル名なんです。まだカセットテープしか出していないですけど。

―― 今回、『タイムマシンにおねがい』のレコーディングには、サディスティック・ミカ・バンドのオリジナルメンバーであるドラムの高橋幸宏さんとベースの小原礼さんも参加されています。

のん そうですね。歌は別録りで、演奏はみんな一緒にライブで録音しています。高橋さんはすごくフランクに話しかけてくださってうれしかったです。まだまだ緊張しっぱなしですが……。スタジオでレーベル名をスタッフさんとあれこれ考えていたときに、フイっとやってきてくださって、「non burnable garbage」というのを考えてくれて。「生ゴミ」ならぬ、燃えないゴミ。「オヒロメ・パック」用にジャケット写真を5パターン撮影したんですが、「non burnable garbage」をイメージしたカットも作りました! 全部アイディアはダジャレなんですけどね(笑)。

―― 佐橋佳幸さんとギターの話はしましたか?

のん 佐橋さんからは、「女優さんでこんな風に弾ける人はいない」って。「しっかり弾きならしてる」と褒めていただきました!

“矢野顕子研究”から“忌野清志郎モノマネ”へ
―― B面には、どうしてRCの『I LIKE YOU』を選んだんですか?

のん もともと、矢野顕子さんの研究をしているうちに、矢野さんと忌野清志郎さんが共演している『ひとつだけ』という曲に出会ったんです。それ以来、忌野清志郎さんのモノマネをするのが大好きで(笑)。清志郎さんは年齢不詳でエネルギッシュなんですよね。共演したRCのギタリスト・CHABOさん(仲井戸麗市)が、私がこの曲を歌ったことを「(天国の)清志郎くんに、今日知らせておきます」って言ってくださったときはシビれました。「曲書いた奴って、歌ってくれるの一番うれしいはずだから。伝えておくよ」と。

―― 曲を作ったり、歌詞を書いたりするのは家で?

のん 家でやりますね。言葉を変えたほうがいいとか、細かい調整は現場でスタッフの皆さんとやります。曲も歌詞も、夜中のほうがわいてきますね。ときには朝までかかってしまって。レコーディングはまだまだなので、ギターを特訓しなくちゃ……。練習もお家でやってます。すごくちっちゃいアンプを使っていて、いまのところご近所から苦情は出ていないですよ(笑)。

―― 去年は『この世界の片隅に』一色でした。今年は音楽中心になりそうですか?

のん 9月には「オヒロメ・パック」の2曲を収録したEP版のレコードを発売する予定です。今後、シングル、アルバムのCDもリリースしていきたい。オリジナルの曲で気に入ったものもできているんです。大友良英さんとも面白いことをご一緒できたらと思っていて。大友さんは、「何でもやるよ。1曲だけでいいの?」って言ってくださったみたいで!

私は、全部同時にはできないので、今は音楽の時期ですね。デビューに向けて頑張らないといけないです。へんてこりんに面白く楽しく、新人レーベル代表、新人ミュージシャンとして、頑張ります!

架空のラジオ番組「KAIWA RADIO」CHABO×のん対談
カセットテープ「KAIWA RADIO」B面でRCサクセション『I LIKE YOU』が流れたあと、初共演した仲井戸“CHABO”麗市とのんによるトークが収録されている。「オヒロメ・パック」を購入した人だけが聴ける対談の一部を、文春オンラインで特別公開!

◆◆◆

のん 今回ですね、RCサクセションの『I LIKE YOU』のカバーを、CHABOさんのギターで歌わせていただきました。

CHABO 光栄です。あんなガラの悪いバンドの曲を(笑)。

のん すごく楽しかったです。ありがとうございました。CHABOさんがギターを弾いてくださったのですが、この話を聞いたとき、最初はどう……。

CHABO まず、のんさんというのをもう少し知りたいなということで、スタッフに「のんさんチェック」を。

のん のんさんチェック(笑)。

CHABO というのが1つと、基本的にはとてもうれしくて、どうして『I LIKE YOU』を選んでくれたのかな、とかね。それは今日スタジオに来たときに君が話してくれて、「そういう経緯か」って分かったんですけど。アッコちゃん経由だったね(笑)。

のん そうなんです! 矢野顕子さんと(忌野)清志郎さんの『ひとつだけ』を観て、最初は矢野さんの研究と思っていたんですが……。

CHABO 矢野アッコちゃんの研究をしてたんだけど、隣のバカそうな忌野くんの(笑)。清志郎くんのマネするんでしょ?

のん あっ、そうなんです。

CHABO それは今、やってくんないんですか。やってよ。

のん ……やります!

CHABO 一節やってよ。

のん 一節! 「♪そんなに考えることはないさ」(『I LIKE YOU』の冒頭)

CHABO イエーイ。上手い! あいつよりいい(笑)。

のん え! ありがとうございます! よかった。

CHABO 清志郎くんに、今日知らせておきます。

のん やったー。

CHABO そうかそうか。

のん 似てないっていわれたら、どうしようかと思いました。

CHABO いや、ソックリです(笑)。

のん わーい! やったー。ありがとうございます。

CHABO はい。ありがとう。うん、うれしいね。

のん 次の質問なのですが、今回の『I LIKE YOU』のギターはどんなイメージで演奏されたのでしょうか。

CHABO とにかくRCでもね、実はそんなに多分やってなくて。ステージで。RCのアルバムとしては最後のアルバムで、ちょっとヒドいけど忘れちゃったぐらいの。コード進行とかね。そのあとずいぶんオリジナルを聴きなおしたりして、テンポがオリジナルは速くて。のんさんのテンポと、最初苦労したんだけど。なんとか君のテンポでやれたかな、と思ってます。

のん ありがとうございます! すみません、合わせていただいて……。すごい、わたし楽しかったです。

CHABO こっちも。なんか緊張したけど。

のん CHABOさんから見て、私、のんはどんな奴に見えますでしょうか。

CHABO 俺はどっちかっていうと初対面の人、あんまり積極的に接せられないタイプだから、お見受けするところ、のんさんもわりとそういう感じかなと思って。非常にそこが共感を覚えて、「おれの仲間かな」とかね(笑)、そういうとこは。ワーッとくる人だったらどうしようかなと、そういうことも思って来たんで、とてもタッチがうれしかった。

のん ありがとうございます。はじめて、この人見知りなところを褒められました。

CHABO ああ、ホント? そうですか(笑)。

のん それでは以上、現場からお届けしました。

CHABO サンキュー。のんさん、今日はありがとうね。とてもうれしかったです。清志郎くんに伝えておきます。ありがとう。とても喜ぶと思います。曲書いた奴って、歌ってくれるの一番うれしいはずだから。伝えておくよ。ありがとうございます。

のん ありがとうございます!

「文春オンライン」編集部

 

 pov*****

事務所辞めて良かったと思う。大きい事務所だと仕事はたくさんあるかもしれないけど、中身のない金儲け目的の作品にも出なきゃいけないだろうし。アーティストのんちゃんには今の方が合ってる!

 この世界の片隅に

のんちゃんには、自由にのびのびとやってもらいたいけど、やっぱり、女優としてもっと、演じてほしいな。それには、見る側のこちらも、メディアに要望を出していかないとね。

 ongen mania

ワーハピで幸宏さんが、のんちゃんのことを、『本当はロックの人なんだよね』と言ってましたが、確かに生き方が『ロックな人』だと思えて来ました。

…じわじわと。

ちゃんとした音源を『OHIROME PACK』で聴きましたが、
結構イイです。

これ、ホント。

 vag*****

タレントって個人事業主ナノに、事務所の方がなぜ上なのか。日本は旧態依然だなー。
のんにも、ジャニーズ退社の3人も素晴らしいタレントなのにね。だからテレビつまんねーんだよな。

 SHIGE

女優できないんじゃないか?なんかの圧力あって。
NMBの渡辺も吉本辞めて2年は他事務所と契約できない?
みたいな噂あって実際活動つぶされたりしてるよね。
一般人にはわからない闇はありそう。

 red*****

いろいろあったと思うけど、心機一転頑張ってるのんちゃんを応援します。

 Loooozre

今は無理せずに伸び伸びと仕事していて見てて嬉しい。
女優の仕事の事も度々口にしているから、映画ドラマに出れないのはまだまだ様々な事情があるのは確実。
でも、そこに立ち止まらずしたい事、楽しいと思える事をしてる姿は頼もしい。
僕は全面的に彼女を肯定、応援します。

 tamar*****

やりたい仕事に打ち込めるのは良いこと。
若い内に事務所替えて良かったと思う。
まだまだこれから!
仕事も収入も減るだろうけど、頑張って欲しいです。

 sas*****

好きなことをやればいいと思います。
芸能人とは芸のある人。タレントとは才能という意味。
評価はその芸や才能ですればいい。
不倫だの何だの、醜聞で他人を評価している、何の生産性のない連中より素晴らしいことじゃないか。モノを作ったり、表現しているんだから。確かに、芸も才能も無いのにテレビに出たがる目立ちたがり屋も多いのは確かだが・・・。
とにかく何かに誠実に挑戦している人は応援したいってそれだけです。

 tom*****

大手の事務所は仕事そのものは大きいが、そのうちどれだけ俳優に還元されているのか不明。レプロはかなり搾取しているらしい。今は自分の会社の代表取締役なので、やりたい仕事だけ自分で選べばいいだけだし、自分の給料の取り分は自分で決められる。絶対今の方が給料良くなってるし、ハッピーだよ。

 

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