大ヒット「ドラクエ」から生まれたマンガ ファンも抱腹絶倒の“4コマ劇場”(夕刊フジ)

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 【マンガ探偵局がゆく】大ヒット「ドラクエ」から生まれたマンガ

 依頼の中にはゲームに関するものも多い。あまりマンガと関係ないものは対象からはずしているが、今回はマンガとゲームのコラボなので調査対象としてみた。

 「小学校の頃はゲームの『ドラゴンクエスト』に夢中でした。夢中になれたのは、あの時代のゲームって、自分たちでキャラクターを勝手にいじりながらゲームの中の世界を想像して遊ぶ楽しみがあったからじゃないかなあ。そんな子供の想像をかきたててくれたもののひとつにパロディー4コママンガがありました。友達が貸してくれた単行本を何度も何度も読んで、自分でも投稿した記憶があります。採用はされませんでしたけど…。懐かしい4コマについて調べてください」

 (今年でバカボンのパパと同い年)

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 ファミリーコンピュータ用ゲームの大ヒット作「ドラゴンクエスト」が発売されたのは1986年5月。シナリオを担当したゲームデザイナーの堀井雄二を中心に、キャラクターデザインをマンガ家の鳥山明、音楽を、ザ・タイガースの名付け親でもある作曲家・すぎやまこういちが担当した。

 日本ではまだなじみが薄かった、体験しながらゲームを進める「ロールプレイングゲーム(RPG)」の存在を子供たちを中心に広く浸透させ、第1作の販売本数は150万本以上といわれている。その後も、続編のほかにスピンアウトなども数多く作られ、2017年までの販売累計は7500万本(配信を含む)を超えている。

 ゲームの発売元・エニックス(現・スクウェア・エニックス)がゲームに登場するスライムや勇者といったキャラクターをパロディー化した4コママンガ集『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』を発行したのは90年4月。

 内容は実際にゲームをしたことのない人にはわからないものがほとんどだったが、一度でもゲームをやった人なら抱腹絶倒もの。マンガ家には、まだ新人だった柴田亜美、衛藤ヒロユキらを起用。それぞれにドラクエ愛あふれる個性的な作品を描いてファンの共感を呼び、累計部数が約800万部のベストセラーになった。本編は全20巻。ほかに番外編や特別編も多数つくられた。

 また、エニックスは、ゲーム雑誌などで4コマ作品の投稿を広く呼びかけ、91年に『月刊少年ガンガン』を創刊した際には、「4コママンガクラブ」という投稿ページも設けた。依頼人が応募したというのはこの「4コママンガクラブ」のことだろう。

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