“陸自の歌姫”鶫真衣3等陸曹CDデビュー 動画サイトで126万回再生(デイリースポーツ)

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 兵庫県伊丹市に所在する陸上自衛隊中部方面音楽隊が、アルバム「いのちの音」で27日にメジャーデビューすることが6日、分かった。ソプラノを担当する鶫真衣(つぐみ・まい)3等陸曹(30)が、慰問演奏などで歌う姿がSNSなどで注目され、CD発売に至った。自衛隊の音楽隊といえば、13年に三宅由佳莉3等海曹(31)が海上自衛隊東京音楽隊を率いてアルバムを発売し、ヒットさせたが、今回は“陸自の歌姫”が、癒やしの歌声を響かせる。

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 自衛隊音楽隊から、新たな歌姫が誕生した。

 アルバムは、椎名林檎の「NIPPON」や秦基博の「ひまわりの約束」など「いのちの大切さ」に沿って選んだカバー11曲に、鶫3曹が作詞したオリジナル曲「いのちの音」を収録。演奏を音楽隊が行い、メインボーカルを鶫3曹が取っている。印象的なのは鶫陸曹の伸びやかで澄み切った歌声。関係者は、「陸自としての訓練を通して育まれたひたむきさやき然としたりりしさ、優しさを兼ね備えた存在感が際立つ」と話す。

 鶫3曹は、国立音大、洗足学園音大大学院で声楽を専攻し、14年に陸自に声楽要員として入隊した。「ホール演奏だけでなく、被災地での慰問演奏など、より近い距離で音楽を届ける活動は、自衛隊でしかできないと思った」(鶫3曹)という。

 入隊後は、関西や中四国などを中心に、国家行事での国歌斉唱や慰問コンサートを開催。SNSなどで注目を集めた。16年8月に大阪の演奏会で披露したAKB48の「365日の紙飛行機」はYouTubeで126万回再生されるなど、すでにCDデビューしていた三宅海自3曹と人気を二分する存在となり、日本コロムビアからCD発売のオファーを受け、快諾した。

 三宅3曹に次ぐ2例目の自衛隊CD歌手となった鶫3曹は「つらいことや悲しいことがあっても、CDを聴いて前を向いてもらえたら」と呼びかけた。

 音楽隊は、8日に兵庫県立芸術文化センター、16日に加古川市民会館でコンサートを行う。

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 “美しき守り人”の異名を持つ鶫3曹。音楽活動以外の時間については「基本的に自衛官としての仕事や訓練を行っている。射撃訓練や重い荷物を持って歩く行進訓練などを行っています」と明かす。「音楽以外の活動をすることによって、強くなければいけないと感じることができる。(それによって)何かあったときに自分が手を貸せる存在になれる。肉体的にも精神的にも音楽活動に役立つ」と音楽への効用も認める。

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