喜怒哀楽の明確な表情表現で持ち味発揮! 元AKB渡辺麻友が魅力的なミュージカル女優に成長(夕刊フジ)

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大勢の客前に立つ経験値は極めて高い。にもかかわらず「緊張と不安とドキドキといろんな気持ちが入り混じってます」と明かしたのが女優の渡辺麻友(24)だ。

 東京・天王洲アイルの銀河劇場で上演中のミュージカル「アメリ」(6月3日まで)。映画「アメリ」(2001年)は昨年4月に米ブロードウエーでミュージカル化された。

 AKB48を卒業して約半年。例年なら選抜総選挙のこの時期、「初ミュージカル、初出演、初主演」という挑戦の真っただ中。「不安のほうが少し多い。1人でやっていくしかないので」とアイドル時代との違いも吐露した。

 かくしてショー・マスト・ゴー・オン! 幕が開くと舞台に屹立していたのは、ミュージカル女優、渡辺麻友だった。

 “ゼノンのパラドックス”という議論がある。舞台では相手に半分近づくと残りの距離は半分、そのまた半分近づくと残りは半分と、永遠に相手には近づけないと解釈されている。

 まだ見ぬ自分に近づけるのか、町中で偶然出会った青年ニノに思いを届けられるのか。友達は金魚だけの少女アメリがパリ・モンマルトルのカフェで働きながら自分探しをするグローイングアップストーリーだ。

 舞台は、映像のような微妙な表情は求められない。喜怒哀楽の明確な表情表現で渡辺は持ち味を発揮している。歌のうまさや表現力、体の動きやキレはアイドル時代に鍛えられたスキルのたまもの。キュートな顔立ちに、ボブの髪形やカラフルな衣装が似合う。

 初日の幕が開く前に演出家の児玉明子氏は「渡辺麻友ちゃんが本当に成長している。一公演一公演、その成長ぶりが見どころです」と太鼓判を押していた。未体験のゾーンでミュージカル女優に染まっていく渡辺の姿がカンパニーの中心として機能していることを示す発言だ。

 AKB48で輝いたアイドルが卒業後、各方面に旅立っている。映画やドラマでは前田敦子(26)らが、高橋みなみ(27)は歌手として、舞台では篠田麻里子(32)や川栄李奈(24)が成果を見せる。ミュージカルの世界では増田有華(26)や片山陽加(28)もいる。渡辺も確実にそのラインに連なった。

 6月7日から10日までは大阪・森ノ宮ピロティホールで行われる。

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